2025/09/18
今回ご紹介するのは、小学校・中学校・高校それぞれの卒業式で使える「はなむけの言葉」の素材集です。
- 実際の祝辞では、ご自身の体験や学校での出来事、地域とのつながりを交えて語ることで、言葉に重みと説得力が生まれます。
- PTA 会長は「子どもたちの成長を見守ってきた立場」だからこそ、子どもたちへの実感のこもったメッセージを届けることが求められます。
- 用意された文章をそのまま読むのではなく、「自分の言葉」として語り直すことが大切です。
- 例文はあくまで「材料」。本当に心に届くのは、会長さん自身が「子どもたちをどう見てきたか」「これから何を願うのか」を、自分の声で伝えたときです。
小学校の卒業式
・学んだ九九や漢字よりも大切なのは、「わからないことをわかろうとする心」です。
・友だちと意見が違った日、その経験こそが社会で生きる力を育てています。
・“できなかったことができるようになる”という喜びを、これからも追い求めてください。
・笑顔や元気は、自分だけでなく周りをも幸せにする力があることを忘れないでください。
・小学校での挑戦は、人生の長い旅の小さな始まりです。ここからが本番です。
・六年間で流した涙は、きっと君の心を強く優しく耕しました。
・今日の青空のように、澄んだ心で新しい季節を迎えてください。
・友と過ごした時間は、宝石のように胸に残り、いつでも輝きを放ちます。
・中学校では背の高さや得意なことに差が出てきます。比べるよりも、“昨日の自分”と比べてください。
・時には先生や親に反抗したくなるでしょう。それは成長の証。でも「ありがとう」と「ごめんなさい」だけは忘れないでください。
中学校の卒業式
・仲間との衝突や和解は、人と生きていくための最良の教材です。
・学ぶ科目の中で「自分を知る」ことこそ、一番大切な教科です。
・自分の弱さを受け入れることは、強さの第一歩です。
・未来を選ぶということは、自分をつくり続けるということです。
・忙しさや迷いの中でも、ふと立ち止まる勇気を持ってください。そこに答えがあります。
・これまで支えてくれた人たちを思い出すとき、皆さんは決して孤独ではないことを知ります。
・雨の日に傘を差し合った記憶は、やがて人生の荒波で心を守る傘となります。
・今日の旅立ちは、夜明け前の星が朝日に道を譲る瞬間に似ています。
・失敗の痛みは、心の奥に種をまき、やがて希望の芽を出します。
・友情の炎は、時に小さく揺れても、決して消えることはありません。
高校の卒業式
・知識は武器、経験は地図、そして人との絆は羅針盤です。これらを携えて進んでください。
・選択に迷うときは、“何を手に入れたいか”だけでなく、“何を手放せるか”を考えてください。
・自由とは、自ら責任を背負う勇気に他なりません。
・失敗は成功の前提条件です。挑戦しないことこそが最大の失敗です。
・これからの社会は正解が一つではありません。自分の答えを、自分で紡いでください。
・本当の学びは教室を出た後に始まります。人生こそが最大の教材です。
・今日の旅立ちは、大海原へ船を出す瞬間。風も波も、やがて君の歌となります。
・夢は遠くに見える星のように、手に届かなくても進む道を照らしてくれます。
・夢や目標がなくても大丈夫です。焦らずに、まずは一歩進んでください。歩きながら見つかります。
・大人になっても、迷ったり悩んだりします。正解がない中で、“自分で選んだ”ことを誇れる人であってください。